満潮線
まんちょうせん
名詞
標準
high-water mark
文例 · 用例
「ねえきみ……ぼくはまず、なんと言っても、この奇怪な暴れ石の出所のほうが先決問題だと思うよ……ね、この岩片には、この辺の海岸にはいくらでもいるフジツボやアマガイのような岩礁生物が、少しもついていないところをみると、どうしてもこいつは、満潮線以下にあったものではないね。
— 大阪圭吉 『灯台鬼』 青空文庫
なにも深谷氏の恐れていた奴が、必ずしも犯人だとは限るまい」と東屋氏は改まって、「……とにかく、この辺に、白鮫号の重心板が喰い込んだ跡がある筈だ」 そこで私達は、恰度干潮で薄穢い泡を満潮線へ残したまま海水の引いてしまった水際へ屈み込んで、どろどろした泡を両手で拭い退けはじめた。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
四人で海岸へでてみると、ウィレットの船は、満潮線のちょっと上のところにひきあげてあった。
— THE ECHO OF A MUTINY 『歌う白骨』 青空文庫
彼は満潮線をよく慥かめた、今は潮の退くさかりだから、あげて来るのは夕方であろう、満潮になれば舟が浮くように、そして川の流れに乗って沖へもってゆかれるように、およその見当をつけてから舟を下りた。
— 山本周五郎 『追いついた夢』 青空文庫
作例 · 標準
高潮による浸水被害の痕跡は、満潮線付近に留まっていた。
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満潮線は、通常、海岸の植生が始まる場所と一致する。
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この地域では、満潮線よりも内陸に家を建てる規制がある。
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