上皮
うわかわ異読 じょうひ
名詞名詞-の形容詞
標準
outer layer (e.g. of skin)
文例 · 用例
それは上皮の雪は、気泡を含むことが多いから、白いのであるが、下の方まで穿って見ると、圧搾のために、白さが次第に減じて、氷粒になりかけて、普通の氷に見られるような透明な碧さを有っている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
青春などは素通りしてしまって、心はこどものまま固って、その上皮にほんの一重大人の分別がついてしまった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
現象の本性に関する充分な知識なしに、ただ電気のテクニックの上皮だけをひとわたり承知しただけで、すっかりラディオ通になってしまったいわゆるファンが、電波伝播の現象を少しも不思議と思ってみる事もなしに、万事をのみこんだ顔をしているのがおかしいと言った理学者がある。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
截られて居る雑木の大部分を占めて居る大人の拳位な太さのくぬぎの木肌は、誠実な労役を経た、老いた農夫の掌の様な、ひびだらけな上皮の、暗紫色へ、ほろほろ、と白い浮粉が吹き交ざった様な枯淡ななつかしみをかやに与えるのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
青春などは素通りして仕舞って、心はこどものまま固って、その上皮にほんの一重大人の分別がついてしまった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
引きしまつた彼の上皮の下には、生き生きとして落ち付いた力が寂しく光つてゐるのであつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
氏は都会っ子的な上皮の強がりは大分ありますがなかなか憶病でも気弱でもあります。
— ――親の前で祈祷 『岡本一平論』 青空文庫
殊にその上皮が美人であったなら尚更のことでしょう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
epithelium
作例 · 標準
例句