斜眼
しゃがん
名詞頻度ランク #31797 · 青空 2 例
標準
sidelong glance
文例 · 用例
それに、女の斜眼は面と向ってみると、相当ひどく、相手の眼を見ながら、物を言う癖のある私は、間誤つかざるを得なかった。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
鬚がそよそよと伸びるのが肉眼でも判るほどだから、と真顔で教えたら、だまってしゃがんで僕の顎を皿のようなおおきい眼でじっと見つめるじゃないか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
道端に乞食が一人しゃがんで頻りに叩頭いていたが誰れも慈善家でないと見えて鐚一文も奉捨にならなかったのは気の毒であった。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
端艇へ飛びのってしゃがんで唾をすると波の上で開く。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
妻はそこへしゃがんで熱心に拾いはじめる。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
私は関わずに、すぼめて逆さに立てた蝙蝠傘を支えにして、しゃがんで休む。
— 岡本かの子 『桃のある風景』 青空文庫
しゅっこは、しばらくきまり悪そうに、しゃがんで水を見ていたけれど、とうとう立って、「鬼っこしないか。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
二人はしゃがんで籠を倒にして数を数えてから小さいのはみんなまた籠に戻しました。
— 宮沢賢治 『二人の役人』 青空文庫