生娘
きむすめ
名詞
標準
virgin
文例 · 用例
そこには少年に特有なあの美しい感傷と、生娘のやうな純潔の気高さがあつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
また恥かしがりやの生娘の山なのではあるまいかとも思った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
しかも、その生娘は、一人残らず大津に「あじみ」されて、それから、買手に渡されていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
生娘のように単純らしく思われる園の頭がよくこれだけのことを吸収しうるものだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「容色はもとより、中年増でも生娘のような、あの、優しい処へ俺目を着けた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
その時にやっと後家さんは、云い損ないに気が付いたらしく、生娘のように真赤になったが、やがて袖に顔を当てるとワーッと泣き出した。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
彼女の頬は生娘のような真剣さのために火のように充血した。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
「一度お目にかかり度いと思ってたのに、お目にかかれて」 ここで今までの雛妓らしい所作から離れてまるで生娘のように技巧を取り払った顔付になり、わたくしを長谷の観音のように恭々しげに高く見上げた。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
作例 · 標準
昔の物語では、生娘がしばしば悪役の標的となった。
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彼女は都会の華やかさに触れていない、純粋な生娘だった。
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彼の初恋の相手は、隣村の恥ずかしがり屋の生娘だった。
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