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十指

じっし異読 じゅっし
名詞
1
標準
the ten fingers
文例 · 用例
見よやわが十指は晶結し背にくりいむは瀧とながるるごとししきりに掌をもつて金屬の女を研ぎ胴體をもつてちひさなる十字を追へば樹木はいつさいに※轉し都は左にはげしく傾倒す。
萩原朔太郎 受難日 青空文庫
欧州人の中でも一番女性尊重者は十指の指すところ英国人であるが、英国人の女性尊重は客間だけの女性尊重で、居間へ入ると正反対だという説がある。
岡本かの子 女性崇拝 青空文庫
それにしても、自分の少年期の長崎時代の思出に漸く殘る粗末な感じの座棺に收められて、その人をよく知る者の十指に充たぬ人達の葬送を得るに過ぎぬとは何といふ佗びしさか?
南部修太郎 日曜日から日曜日まで 青空文庫
十指の指差すところ、十目の見るところの、いかなる弁明も成立しない醜態を、君はまだ避けているようですね。
太宰治 トカトントン 青空文庫
慌しく丁と目の前へ、一杯に十指を並べて、左右に暗を掻探ったが、遮るものは何にもない。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
慈善会場の客も主も愕然として視むれば、渠はするすると帯を解きて、下〆を押寛げ、臆する色なく諸肌脱ぎて、衆目の視る処、二布を恥じず、十指の指す処、乳房を蔽わず、膚は清き雪を束ね、薄色友禅の長襦袢の飜りたる紅裏は燃ゆるがごとく鮮麗なり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
むす子の画業は着々進んでいるらしく、ラントランシジャンとかそう云った手堅い巴里新聞の学芸欄に、世界尖鋭画壇の有望画家の十指の一人にむす子の名前が報じられて来るようになって来た。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
事実かの女は、近年美術季節毎に、権威ある美術批評を載せるラントランシジャン紙上に掲載される十指ほどの画家の中にむす子の名も混っているし、抽象派の機関誌にアルプとかオーザンファン、セリグマンとかいう世界的な元老の作品の頁と並んで載っているむす子の厳格な詩的な瑞々しい画に就いては何の疑いもなかった。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
作例 · 標準
彼女は驚くほど器用で、十指を複雑な編み物のように操る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この職人技は、まさに熟練した十指があってこそ成せる業だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「 wow!この絵、本当に細部まで描けてる!まるで十指が魔法を使ったみたい!」
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