啼泣
ていきゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
crying aloud
文例 · 用例
聲は呻吟啼泣(WIMMERN, WEINEN)を成すと雖、終に言語を成さず。
— 森林太郎 『「言語の起原」附記』 青空文庫
舞臺を下りて、人々の來り賀するに逢ひし時、われは痙攣のさましたる啼泣を發したり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
伯父君にあたる横川の僧都が帳中に参ってお髪をお切りする時に人々の啼泣の声が宮をうずめた。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
なお庵室の西一丁余り隔てて一間四面のお堂を建てて、お堂の妻戸に庵室の戸を開け合せるようにし、仏前の燈明を摂取の光明と思って常に光明遍照の文を唱え、真心を現して発露啼泣していた。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
先頃祖母様を新築の一室に遷しまつらんとせしとき祖母様三日も四日も啼泣し給ひしなど御考|被下候はば、小生が俄かに答ふること出来ざる所以も御解得なされ候ならんと存候。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
予ヲ視テ外人ト為シ啼泣シテ止マズ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
而して、其勇悍強暴なる性質は、如何に此神の行為に現われしやと云うに、啼泣慟哭に於て、現われしと云点に於て、諸説一致す。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
天上光明の神と反対の性質を具え、滄海の主、根国の主として、暗黒の性質を有し、啼泣号哭を行為として、昇天に際して、国土を震動せしめ、滄海を沸騰せしむる素盞嗚尊は、暴風雨の神に非ずして、果して何の神ぞ。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
作例 · 標準
赤ん坊が夜中に激しく啼泣するので、母親は眠れなかった。
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悲しい映画を見て、思わず啼泣してしまった。
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彼の訴えは、苦痛に満ちた啼泣のように聞こえた。
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