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涕泣

ていきゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
weeping
文例 · 用例
彼が法廷に立つてこの状況を語つたとき、被告席から涕泣の声がした。
平出修 逆徒 青空文庫
彼が許嫁の死の床に侍して、その臨終に立会った時、傍らに、彼の許嫁の妹が身を慄わせ、声をあげて泣きむせぶのを聴きつつ、彼は心から許嫁の死を悲しみながらも、許嫁の妹の涕泣に発声法上の欠陥のある事に気づいて、その涕泣に迫力を添えるには適度の訓練を必要とするのではなかろうか。
太宰治 女の決闘 青空文庫
敬たゞ涕泣して可かず。
幸田露伴 運命 青空文庫
麾下数万の軍勢を見渡しながら、百年後にはこの中の一人も生残っていないであろうことを考えて涕泣したというペルシャの王様のように、この少年は、今や、自己の周囲の凡てに「限られたるもののしるし」を認めて胸をさされるのであった。
中島敦 狼疾記 青空文庫
隆|僵れて知るところなし、犬|※徨涕泣走って船に還りまた草中に反る。
犬に関する伝説 十二支考 青空文庫
泣いてもその泣くのがすぐ拭はれて晴々しくなつて行く涕泣である。
田山録弥 西鶴小論 青空文庫
微笑と涕泣、もってわが家の焼尽し行くさまを眺めんかな。
大杉栄 獄中消息 青空文庫
柳麗玉の笑いは涕泣きに変っている。
――十四の場面―― 安重根 青空文庫
作例 · 標準
母親の再会に、彼女は喜びの涕泣を抑えきれなかった。
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失敗の悔しさから、彼は一人で涕泣していた。
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その悲劇的な結末に、観客はすすり泣き、涕泣していた。
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