諸経
しょきょう
名詞
標準
various scriptures
文例 · 用例
しかし、どういう除災、授福を講ずる仏、菩薩の教義でも、それを講じながら最後には必ず智慧開覚、人格完成に結びつけ、導いて行くことは諸経みな一致しております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
支那に劣らずインドまた古来竜を神視し、ある意味においてこれを人以上の霊物としたは、諸経の発端|毎に必ず諸天神とともに、諸竜が仏を守護聴聞する由を記し、仏の大弟子を竜象に比したで知れる。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
それから珠宝、輪宝、象宝、馬宝、主兵宝、長者宝という順序だが、女宝の講釈ほどありがたからぬから一々弁ぜず、馬宝だけの説明を為さんに、これは諸経に紺青色の馬というが、『大薩遮尼乾子受記経』にのみ白馬として居る。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『諸経要集』に引いた『譬喩経』に富人が穀千|斛を地に埋め、春暖に至り種を取ろうと開いて見れば、穀はなくて手足も頭目もない頑鈍肉様の一虫あるのみ。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『諸経要集』四七に『譬喩経』を引いていわく、長者の門に一狗ありて常に人を噛み誰も入り得ず、聡明な一比丘が往くとちょうど狗が外に出で臥して知らず、比丘入るを得て食を乞うと長者が食を設けた。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『譚海』一二に、日光山には走り大黒というあり、信受の者|懈怠の心あらば走り失せてその家に座さず、殊に霊験ある事多し、これは往古中禅寺に大なる鼠出て諸経を食い敗り害をなせし事ありしに、その鼠を追いたりしかば下野の足緒まで逃げたり。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
山岡俊明等このインド以北の支那学説とインド本土の経説の混淆地で作られた大乗諸経に見ゆるからとて、支那の十二支はインドから伝うなどいうも、インドに本五行の十二支のという事も、鼠を北方の獣とする事も、毘沙門の使とする事もない(『人類学雑誌』三四巻八号、拙文「四神と十二獣について」参看)。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
(一九三七『文芸年鑑』) 今日の文学の諸経験 ――明日の文学への流れ―― さて、遂に我々の前には、将に暮れようとしている一九三七年の頁が現れた。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
作例 · 標準
多くの僧侶は、日々の修行として『法華経』『阿弥陀経』といった諸経を読誦する。
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彼は、図書館で古代の写本に触れ、失われた諸経の断片を発見した。
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『般若心経』などの短い経典だけでなく、諸経を深く理解することが大切だ。
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