お経
おきょう
名詞
標準
sutra
文例 · 用例
考えてみると、僕たちだって、小さい時からお婆さんに連れられてお寺参りをしたり、またお葬式や法要の度毎に坊さんのお経を聞き、また国宝の仏像を見て歩いたりしているが、さて、仏教とはどんな宗教かと外国の人に改って聞かれたら、百人の中の九十九人は、へどもどするに違いないのだ。
— 太宰治 『世界的』 青空文庫
線香をいぶすのにも、お経を読むのにも早過ぎた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
これで蛭に悩まされて痛いのか、痒いのか、それとも擽ったいのか得もいわれぬ苦しみさえなかったら、嬉しさに独り飛騨山越の間道で、お経に節をつけて外道踊をやったであろう、ちょっと清心丹でも噛砕いて疵口へつけたらどうだと、だいぶ世の中の事に気がついて来たわ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
読んでみると実はたわいのないようなくだらないものであっても尊いお経のように思われるかもしれない。
— 寺田寅彦 『数学と語学』 青空文庫
たゞかすかなかすかなすゝり泣きの声が、あちこちに聞えるばかり、たしかにそれは梟のお経だったのです。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
「たゞ今のご文は、梟鵄守護章というて、誰も存知の有り難いお経の中の一とこぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
穂吉どの、さぞ痛からう苦しからう、お経の文とて仲々耳には入るまいなれど、そのいたみ悩みの心の中に、いよいよ深く疾翔大力さまのお慈悲を刻みつけるぢゃぞ、いゝかや、まことにそれこそ菩提のたねぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
ただかすかなかすかなすすり泣きの声が、あちこちに聞えるばかり、たしかにそれは梟のお経だったのです。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「sutra」である。
「sutra」という意味で使われることが多い。
sutra」という概念は重要だ。
その出来事は「sutra」の良い例だ。