網漁
あみりょう
名詞
標準
net fishing
文例 · 用例
一飄を携へて網漁をやつてゐる老人がゐた、その余裕ぶりを少し羨ましく思つた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
客に魚を与えることを多くするより、客に網漁に出たという興味を与えるのが主です。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
同所に、九月一日から三日間、樺太|建網漁業家の大會が長官によつて招集されたからである。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
建網漁場入札税金の引き下げ、漁網の間隔擴張、漁期の延長、雜漁者の刺し網制限等、諸問題の爲めに建網家等が隨分強硬になつてゐるのを、長官はこの大會で相談的に融和折衷しようとするのだ。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
一漁期に五千貫乃至一万貫もの漁があって、網漁師は福々だが、これを見て一本鈎の鯛釣り漁師は、カズラ網を仇敵のように思うのだ。
— 佐藤垢石 『鯛と赤蛸』 青空文庫
ある夜、同じ荒川にて網漁に出かけ、ずいぶん多く魚を捕らえたる後に、川上より黒き頭だけ水面に出して流れ来たるものがあったが、非常なる強力にてその網を引き取らんとしている。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
かくして、漁者は翌晩再びその場所に至り網漁を始めたるに、前夜同様に黒き頭が流れきたりて網を引き取ろうとするから、今夜は川天狗を捕らえてやれと決心し、身を水中に投じたれば、その天狗が逃げ出した。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日網漁について考えている。
網漁という言葉は日本語で重要だ。
彼は網漁の意味を理解している。
この文には網漁が含まれている。