括り
くくり
名詞頻度ランク #22120 · 青空 60 例
標準
knot
文例 · 用例
靴屋の安売――運動靴に、平常靴に、雪靴に、金と赤のイヴニングシューズまで寄せて一円五十銭也と括りの紐の結び目に正札で下って居ます。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
箪笥から着物を出して、荒削りの槙柱に縄で括りつけたロココ式の半姿見へ小初は向った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
私の母は気性の派手な、負けず嫌いな、その癖|締め括りのない、学者の妻というよりは、まあ事業家の妻にした方が適任と思われる性質の女でした。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
こうして出来た詰物を臓腑を出したあとの鵞鳥の腹の中に詰め口を糸で括り金串にさして汁で湿しながら焼く。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
」草香君が此話の総括りをつけてしまつたので、お糸さんは心から嬉しさうに、「それで内での相談に、どうしたらよからうつて姐さんといろいろ考へましたの、何んでもこんな事は先生方におきき申すのが一番早いと思ひまして、電話でお伺ひ致しましたんです。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
大師の達摩、雑司ヶ|谷の薄の木兎、亀戸の浮人形、柴又の括り猿のたぐい、皆な私の見逃されないものです。
— 岡本綺堂 『我楽多玩具』 青空文庫
「これが伯母の居間です」 といううちに妻木君は左側の押し入れの襖を無造作にあけて、青白い二本の手を突込んで中のものを放り出し初めた……縮緬の夜具、緞子の敷布団、麻のシーツ、派手なお召の掻い巻き、美事な朱総のついた括り枕と塗り枕、墨絵を描いた白地の蚊帳……。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
そうして、一つの樽が一パイになると、又次の樽に詰めて、六つの樽を一パイにしますと、それぞれに蓋をして縄で縛り上げて、二つにわけて六尺棒の両端に括り付けました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
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