印す
しるす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to leave (a mark, trace, etc.)
文例 · 用例
『一|村離れて林や畑の間をしばらく行くと日はとっぷり暮れて二人の影がはっきりと地上に印するようになった。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
エジソンの最初の蓄音機は、音のために生じた膜の振動を、円筒の上にらせん形に刻んだみぞに張り渡した錫箔の上に印するもので、今から見ればきわめて不完全なものであった。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
)と酒井先生方の書生が主税に告げたのと、案ずるに同日であるから、その編上靴は、一日に市中のどのくらいに足跡を印するか料られぬ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
此の奧に住める人の使へる婢、やつちや場に青物買ひに出づるに、いつも高足駄穿きて、なほ爪先を汚すぬかるみの、特に水溜には、蛭も泳ぐらんと氣味惡きに、唯一重森を出づれば、吹通しの風砂を捲きて、雪駄ちやら/\と人の通る、此方は裾端折の然も穿物の泥、二の字ならぬ奧山住の足痕を、白晝に印するが極惡しなど歎つ。
— 泉鏡花 『森の紫陽花』 青空文庫
「この部屋をひと回り逃げ回って、それから次の部屋へ逃げ込んでくれ」 正勝はそして、蔦代の死骸をその後ろから抱き、蔦代の足が床の上に印す血の足跡を踏まないように注意深く大股に脚を開いて、不恰好な足構えで紀久子を追い回した。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
四、此書は印するに四號活字を以てせり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
導者は我等一行を引きて此|火殼を踐ましめたるに、足跡|炙ぶるが如く、我等の靴の黒き地に赤き痕を印するさま、橋上の霜を踏むに似たり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
折れながら打ち込まれて、頭の痕を窓枠の下の方に印するまで這入つたのだらう。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
作例 · 標準
登山靴の跡が、雪の上にくっきりと印されていた。
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古い家具には、長年の使用によってできた傷が時を印している。
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彼の言葉は、私の心に深い感動を印した。
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標準
to be a sign of
作例 · 標準
彼女の笑顔は、いつも周囲に幸せを印している。
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夜空に輝く流れ星は、何かの吉兆を印しているように見えた。
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この古文書に描かれた紋様は、古代文明の高度な技術を印している。
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