残す
のこす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #4751 · 青空 9746 例
標準
to leave (behind)
文例 · 用例
だが、君が、現在の世の中に対して持つてゐる、支配階級へのじゆそ、君と同じやうに踏みくだかれてゐる者への愛情や涙、この不合理から自分自身を解放する為の組織、さういふものを、死を決して、遺言として残す積りでかゝれば、必ず人を打ち、動かすものが書けると思ふ。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
鳥や鼠や猫の死骸が、道ばたや縁の下にころがっていると、またたく間に蛆が繁殖して腐肉の最後の一|片まできれいにしゃぶりつくして白骨と羽毛のみを残す。
— 寺田寅彦 『蛆の効用』 青空文庫
あのつんとすまし、ぬけぬけと白膚を天に聳え立たしている伯母の山が、これだけは拭えぬ心の染班のように雪消の形に残す。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
繰り返しても繰り返しても飽くを知らぬのは、またこの懐旧談で、浮き世の波にもまれて、眉目のどこかにか苦闘のあとを残すかたがたも、「あの時分」の話になると、われ知らず、青春の血潮が今ひとたびそのほおにのぼり、目もかがやき、声までがつやをもち、やさしや、涙さえ催されます。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
ただ漠然と、上記三つの大地震の年代差から考えて、今後数十年ないし百年の間に起こりはしないかと考えられる強震が実際起こるとすれば、その前後に何事かありはしないかという暗示を次の代の人々に残すだけの事である。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
鳥やねずみや猫の死骸が道ばたや縁の下にころがっているとまたたく間にうじが繁殖して腐肉の最後の一片まできれいにしゃぶり尽くして白骨と羽毛のみを残す。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
アッシリアのものはわずかに極東日本にその遠い子孫を残すに過ぎないと思われていたが、同じようなものが東トルキスタンで発見されたそうである(紀元一世紀ごろのもの)。
— 寺田寅彦 『日本楽器の名称』 青空文庫
結極余るところが借金を残す位ゐのもので、何うにも仕様がないのです。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
標準
to leave (undone)
標準
to save
標準
to leave (to someone, esp. after one's death)
標準
to stay (in the ring)