幾分か
いくぶんか
副詞名詞名詞-の形容詞
標準
some
文例 · 用例
初冬の山と幾分か軽く視て、雪中の登山服装というほどの準備もしていなかったため、幾重の衣も徹されて、腹から股にかけ、薊で撫で廻されるような疼痛を感じ初めた、唇はピリッとして、亀裂するかと惑われ、その寒さにわなわなと骨髄から震動した。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
もし東京にあの風が吹かなかったら、もし東京の街の泥と塵がなかったら、そして電車の数を増すか、あるいはいっその事に全部無くしてしまったら、それだけでも東京市民の顔は幾分か柔らかく快いものになりはしまいかと思われる。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
『日本書紀』や『万葉集』においては大体書き分けてはあるが、しかし幾分か厳重でない所がある。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
しかし、これは世間に写本が二、三冊位しかなく、近年京都の篤志家が謄写版で版にしまして幾分か世に広まった位であります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
この理窟を素人流に応用すると、歯を噛み合わせる動作によって緊張努力の気持が幾分かは助長されるという効果があるのかもしれない。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
自分の怪しう物狂おしいこの一篇の放言がもしやそれと似たような役に立つこともあれば、それによって幾分か僭上の罪が償われることもあろうかと思った次第である。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
流言|蜚語の伝播の状況には、前記の燃焼の伝播の状況と、形式の上から見て幾分か類似した点がある。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
讃否は別として、現代思想というものが、幾分か領会せられる媒になるとすれば、雑誌に家常茶飯を出すのも、単に娯楽ばかりでなくなりますね。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
標準
somewhat
作例 · 標準
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例句4