極致
きょくち
名詞頻度ランク #43146 · 青空 324 例
標準
culmination
文例 · 用例
国技館の角力を見物して、まじめくさり、「何事も、芸の極致は同じであります。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
ことさらに、映画と小説を所謂「極致」に於いて同視せずともよい。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
僕は君の瞳のなかにフレキシビリティの極致を見たような気がする。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
何が、フレキシビリティの極致だ!
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
しかしながら思ふに、多彩の極致は單色であり、複雜の極致は素朴であり、そしてあらゆる進化した技巧の極致は、無技巧の自然的單一に歸するのである。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
簡素幽邃といふのが、あなたたちの風流の極致だらうぢやないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と言葉つきさへ、どこやら變つて來て、「これが風流の極致だつてさ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
根の根の細かな繊毛のその岐れの殆ど有るか無きかの毛の尖のイルミネエション、それがセンチメンタリズムの極致とすれば、その毛の尖端にかじりついて泣く男、それは病気の朔太郎である。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫