突風
とっぷう
名詞頻度ランク #30572 · 青空 191 例
標準
gust (of wind)
文例 · 用例
その渦が時々風陰のこの谷底に舞ひ降りて来るので、その度毎にかうした突風が屋を揺るがすのではないかと思はれた。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
その渦が時々|風陰のこの谷底に舞い降りて来るので、その度ごとにこうした突風が屋を揺るがすのではないかと思われた。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
いわゆる突風なるものがそれです。
— 寺田寅彦 『茶わんの湯』 青空文庫
飛行機と突風との関係に似ていっそう複雑な場合であるから、世界じゅうの航空力学の大家でも手こずらせるだけの難題を提供するかもしれない。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
突風の如く手折って、掌にのせて、花びらむしって、それから、もみくちゃにして、たまらなくなって泣いて、唇のあいだに押し込んで、ぐしゃぐしゃに噛んで、吐き出して、下駄でもって踏みにじって、それから、自分で自分をもて余します。
— 太宰治 『秋風記』 青空文庫
と、臺所の窓には相變らずぽつと明りが差して、白い洗濯物が突風に吹かれて暗い夜空に搖れ動くのが如何にも薄氣味惡かつた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
極度の恐怖感は、たしかに、突風の如き情慾を巻き起させる。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
突風のように嗚咽がこみあげて来たのを、あやうくこらえた。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
作例 · 標準
突然の突風で、持っていた傘が裏返ってしまった。
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海岸沿いを歩いていると、強い突風に煽られてよろめいた。
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突風によって看板が飛ばされる危険があるため、通行に注意が必要だ。
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