中輪
ちゅうりん
名詞-の形容詞
標準
medium-sized (of a flower, esp. a chrysanthemum)
文例 · 用例
薫はさてはそれからと、見る見る、心ゆくばかりに思うと、萌黄に敷いた畳の上に、一簇の菫が咲き競ったようになって、朦朧とした花環の中に、就中輪の大きい、目に立つ花の花片が、ひらひらと動くや否や、立処に羽にかわって、蝶々に化けて、瞳の黒い女の顔が、その同一処にちらちらする。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
道糸は秋田の三十本撚りくらいにして錘から上を三、四尺三厘柄のテグス、鈎は中輪の三分くらいで二本鈎にする。
— 佐藤垢石 『巣離れの鮒』 青空文庫
就中輪廓の美は、多く岩石の裸出した雪の山に於て、雄渾なる色彩は黒木の乏しくない長大なる連嶺に於て、極度に発揮される。
— 木暮理太郎 『冬の山』 青空文庫
先づ入口左右の中輪白菊の大鉢、飛行機と自動車の形に花を咲かせたものは一瞥を與へたきりで興味を感ぜぬらしい。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫
その人が築地を見るため十一時すぎかえったので、私はサアお久さん花を買って来るよと足袋をはき更えて、市場へゆき、すこし紫がかった中輪のと、白の中輪のとを買ってかえり、白い方は机の上。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
庭に植えた中輪のバラが、今年も見事に咲いた。
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この自転車は中輪のタイヤなので、小回りが利く。
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中輪の鉢植えは、ベランダにも置きやすいサイズだ。
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