山外
さんがい
名詞
標準
Off-Mountain School (of Song-period Tiantai Buddhism)
文例 · 用例
杉田は遂に山外に隔たりぬ。
— 大町桂月 『杉田の一夜』 青空文庫
三原山外輪山の瓦色の黒ずんだ沙漠に出ると、横なぐりの大風で、遠くを歩いてゐるラクダのたてがみが、火の粉のやうに見えて寒く、一望の墨黒色の沙漠を見ただけでも體が固く冷えてしまひそうです。
— 林芙美子 『大島行』 青空文庫
山外に山あつて山尽きず。
— 長谷川時雨 『一世お鯉』 青空文庫
曲馬の馬で非常にいいのを沢山外国から連れて来たもので、私などは毎日のように出掛けて、それを見せてもらいました。
— 淡島寒月 『寺内の奇人団』 青空文庫
その時の悲怨の歌――一片白雲青山内一片白雲青山外青山内外有白雲白雲飛去青山在 これは、既に悲怨の域を越えて、悠久の自然の懐の中に於ける高い諦観に達してるものであり、無限の慈味がある。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
その方針をあきたらぬとする岡本権判官や、政府の弱腰を嘆く丸山外務大丞の挂冠を横目で見送って何らの痛痒をも感じなかった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
「そなたその足でさっそくお知らせして貰いましょうか、神山どのこそ、どんなにお待ちあそばされたことか」 お家総理の神山外記はその位置のためおのずからお留守居番をつとめていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
手燭をささげた小間使が両側に控え、式台には、少し傍らに寄って、裃に正装した神山外記が出迎えていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
作例 · 標準
天台宗の山外派は、本山とは異なる独自の教義を発展させた。
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彼は山外の思想に傾倒し、伝統的な教えに異を唱えた。
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山外の学説は、当時の仏教界に大きな影響を与えた。
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