狼星
ろうせい
名詞
標準
Sirius
文例 · 用例
そして一番偉い星は天狼星で、これは完全な人間の姿をもつて現はされ、王冠を戴き笏を手にしてゐる。
— 岡本かの子 『星』 青空文庫
黒々と屹立するピラミツドの頂点辺りに一際大きく光つてゐたのは古代埃及人が一番尊敬した天狼星でもあらうか。
— 岡本かの子 『星』 青空文庫
ヱジプトでは四年に一度天狼星が日の出と同時に現はれるので、かうした天文現象の文献が古代埃及の年代を計算する一助となつてゐるといふことである。
— 岡本かの子 『星』 青空文庫
その時三名人の放った矢はそれぞれ夜空に青白い光芒を曳きつつ参宿と天狼星との間に消去ったと。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
黒々とした山影とすれすれに、夜ごと、狼星が、青白い光芒を斜めに曳いて輝いていた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
一人の歩哨が見るともなくこの爛々たる狼星を見上げていると、突然、その星のすぐ下の所にすこぶる大きい赤黄色い星が現われた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
太陽の一周行の期間は三六五日より五時間四分の三だけ長いから、だんだんと食違いができるので、時々、天体、特に『狼星』シリウスの観測によって修正を行っていた。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
太陽の質量を単位とすると、ケンタウル星座のアルファ星については一と一、天狼星シリウスでは二・二と一、プロキオンでは三・八と〇・八、蛇遣い星座の第七〇番星は一・四と〇・三四、ペガスス座の第八五番では二・一と一・二である。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
作例 · 標準
冬の澄み切った夜空を見上げると、おおいぬ座の口元で狼星がひときわ青白く、鋭く輝いていた。
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古代の人々は、夜明け前に狼星が東の空に昇るのを見て、ナイル川の氾濫の時期を知ったという。
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プラネタリウムの解説員が、全天で最も明るい恒星である狼星の神話について静かな声で語り始めた。
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