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老生

ろうせい
名詞
1
標準
elderly person
文例 · 用例
老生ちかごろ白氏の所謂、間事を営み自ら笑うの心境に有之候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
先日おいでの折、男子の面目は在武術と説き、諸卿の素直なる御賛同を得たるも、教訓する者みずから率先して実行せざれば、あたら卓説も瓦礫に等しく意味無きものと相成るべく、老生もとより愚昧と雖も教えて責を負わざる無反省の教師にては無之、昨夕、老骨奮起一番して弓の道場を訪れ申候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
然れども、之を以て直ちに老生の武術に於ける才能の貧困を云々するは早計にて、嘗つて誰か、ただ一日の修行にて武術の蘊奥を極め得たる。
太宰治 花吹雪 青空文庫
酒不足の折柄、老生もこのごろは、この屋台店の生葡萄酒にて渇を医す事に致し居候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
心無き振舞いかな、と老生少しく苦々しく存じ居り候ところに、またもや、老人もこのごろは落ちましたな、こんな店でとぐろを巻いているとは知らなかった、と例の人を見くだすが如き失敬の態度にて老生を嘲笑仕り候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
老生は蛇では御座らぬ。
太宰治 花吹雪 青空文庫
とぐろとは無礼千万なりと思えども、相手は身のたけ六尺、松の木の腕なれば、老生もじっと辛抱仕り候て、あいまいの笑いを口辺に浮べ、もっぱら敬遠の策を施し居り候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
相手は、何かというけげんの間抜けづらにて、ちらと老生を見返り、ふんと笑って屋台の外に出るその背後に浴びせ更にまた一声、老婆待て!
太宰治 花吹雪 青空文庫
作例 · 標準
あの老生は毎日欠かさず公園のベンチで鳩に餌をやっており、近所ではちょっとした有名人だ。
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時代に取り残された老生と侮っていたが、彼が語る戦時中の体験談には確かな重みがあった。
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村の長老格である老生の一声で、揉めていたお祭りの準備が嘘のようにスムーズに進み始めた。
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2
標準
I
作例 · 標準
老生の出番はここまでだ。あとは若いお前たちで好きにやってくれ」と、会長は静かに微笑んで退任を宣言した。
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「この程度の傷、老生にとってはかすり傷のようなものですよ」と、その老剣士は余裕の表情を崩さなかった。
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手紙の末尾には、「老生の余命も幾ばくもないが、君の健闘を心から祈っている」と震える字で記されていた。
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