炎陽
えんよう
名詞
標準
summer sun
文例 · 用例
「このものどもの言うことが、なにも聞えんようにしてくれ」 けれども、あやしげな顔は、なおも、しゃべりつづけました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『ナイチンゲール』 青空文庫
壮い漁師は白白と明けた朝の光が眼に入らないような風で、じっと人びとの顔を見ていたが、「女房が帰って来て、ここまで来ると見えんようになった、探してくれ」と悲しそうに云った。
— 田中貢太郎 『月光の下』 青空文庫
あんたも間違えんようしっかり考えなはれや」と相手をいたわるような春風駘蕩の口を利いたりした。
— 織田作之助 『勝負師』 青空文庫
こんな時に、本当のことがいえんようじゃ、男として恥じゃないか。
— 菊池寛 『島原心中』 青空文庫
涙がポロポロ出て物が見えんようになります」「ふうむ。
— 夢野久作 『眼を開く』 青空文庫
飯も食えんようになりよった。
— 宮本百合子 『猫車』 青空文庫
此の事早くも御領主様へ聞えましたから太左衞門|罷出でて、立派な申開きが相立ち、原丹治|父子の悪事、おかめの不届の次第が分りましたが、鹽原の家は焼失致し、それなりに済みまして、太左衞門は鹽原角右衞門の位牌を引取り、線香の煙の絶えんように致しました。
— 三遊亭圓朝 『鹽原多助一代記』 青空文庫
二時から三時までの間に両方でそこまで行って待ち合わすことにして互いに電話を切ろうとすると、女は念を押すように、「もしもし、あんたはん違えんようにおしやす」 いくらか嗄れたような女の地声で繰り返していう。
— 近松秋江 『黒髪』 青空文庫
作例 · 標準
炎陽の下、子どもたちは元気いっぱいに水遊びを楽しんだ。
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照りつける炎陽が、アスファルトを熱くする。
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炎陽に焼かれた大地は、ひび割れていた。
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