充用
じゅうよう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
appropriation to
文例 · 用例
賃銀の三割や五割の増給を主とする要求は、たとい十割二十割の増給の要求であるにもせよ、それは労働者が資本主義の制度を承認して、その制度の中に瞞着されながら、現代における生活の必需品を最小限度に充用し得る程度の賃銀の支払を要求しているに過ぎないのです。
— 与謝野晶子 『階級闘争の彼方へ』 青空文庫
いったいこの「はびこる」とはいかなる意味か、『言海』を見ると横行、強梁などいう漢字を充用し、這いひろがる意とある。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
補習教育の必要は今日一般に認められたれども、これが教科書に充用すべき読本の乏しきに苦しむもまた事実なり。
— 佐野友三郎 『学校教育における図書館の利用』 青空文庫
車掌はまもなく喇叭銃を武器箱の中へ戻し、それから、その中にある他の武器を検べ、自分の帯革につけている補充用の拳銃を検べると、自分の座席の下にある小さな箱を検べてみた。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
それは土地自身の耕作に向けられるよりはむしろ、土地に充用される資本の構成に向けられる。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
けだし、この租税は不平等にかつ特に彼れの利潤の負担する所となるから、粗生生産物の価格が引上げられぬ場合には、彼は、その資本をある他の職業に使用するよりもそれを土地に充用しようという動機が、減少するであろうからである。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
一定の資本の充用によって外国から得られる分量が、同一の資本が吾々をして国内で栽培し得せしめる分量を超過する――啻に農業者の分前に関する分量のみならず、更に地代として地主に支払われる分量を超過する――までは、それは決して輸入され得ないであろう。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
この比率は一般に、新植民地で最も良いのであるが、そこでは、古国の知識と勤労とが、国の肥沃な無主の土地に充用されるのである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫