丸見え
まるみえ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #27800 · 青空 41 例
標準
full view
文例 · 用例
リンガエン湾附近に上陸した皇軍は恐らくベンゲット道路を通ってマニラへ向うと思うが、自分はあのジグザグ道のどこに凸凹があり、どこの曲り角が向うの崖から丸見えかを知っているのだ、バギオにはアメリカの兵舎があり、うっかりベンゲットを通ると危い、どうぞ自分を道案内にしてくれと、頼みこんだ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
リンガエン湾附近に上陸した皇軍は恐らくベンゲット道路を通ってマニラへ向うと思うが、自分はあのジグザグ道のどこに凸凹があり、どこの曲り角が向うの崖から丸見えかを知っているのだ、どうぞ比律賓へやらしてくれと、頼みこんだ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
老僕が無言でわたしに背を向けた途端に、お仕着せのひどくすり切れた背中が丸見えになって、そこに赤さびの出た定紋入りのボタンが、ぽつんと一つ残っているのが目についたが、彼はそのまま皿を床へ置くと、奥へ引っ込んでしまった。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
そこからは庸三の坐っている部屋のなかも丸見えであった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
男は女が自分に愛されようと身も心も投げだしてくると、隙だらけになった女のあらが丸見えになり堪らなく女が鼻につくそうです。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
私はその花が何をうれしがつてゐるのかを知りたいと思つて、わざわざ其處まで下りて行つたら、そこからは庭の奧の四阿屋の中でもういい年をした一組の男女の戲れ合つてゐるのが丸見えになつた。
— 堀辰雄 『エトランジェ』 青空文庫
でも良く分つたもんだね、僕の此方へ来たことが――」「それあ遮る物も見えない畑だもの、四ツ角から君の姿は丸見えなんだよ」 二人はなだらかな傾斜を降りはじめた。
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
それにあのガラス戸を外されたのでは、奥が丸見えですし、盗難を防ぐ訳に行きません。
— その一〔判官巷を往く〕 『安吾人生案内』 青空文庫
作例 · 標準
カーテンを閉め忘れたせいで、部屋の中が外から丸見えになっていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
山頂からの景色は遮るものがなく、眼下の街並みが丸見えだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
隠したつもりだったテストの点数が、引き出しの隙間から丸見えだよ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview