銘々
めいめい
副詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #39200 · 青空 632 例
標準
each
文例 · 用例
乗合わせた農夫農婦などは銘々の大きな荷物に腰かけているからいいが、手ぶらの教授方以下いずれも立ったままでゆられながら、しきりに大気の物理を論じ合っていた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
先ずはじめに銘々の持ちものを何か一つずつ担保 gage として提供させる。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
あとで担保に入れてあったガージュを銘々に返していたとき、一本の鉛筆をさし上げて「これはどなたのでしたか」と主婦が尋ねたら、一座の中の二人のイタリア女の若い方が軽く立上がって親指で自身の胸を指さし、ただ一言ゆっくり静かに Il mio. と云った。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
二十歳代の青年期に蜃気楼のような希望の幻影を追いながら脇目もふらずに芸能の修得に勉めて来た人々の群が、三十前後に実世界の闘技場の埒内へ追い込まれ、そこで銘々のとるべきコースや位置が割り当てられる。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
もし出来るならば、多数の歌人が銘々に口調のいいと思う歌を百首くらいずつも選んで、それらの材料を一纏めにして統計的に前述の波数や波長の分配を調べてみたら何かしら多少ものになるような結果が得られはしないかと考えるのである。
— 寺田寅彦 『歌の口調』 青空文庫
東京の下町の若旦那らしい一團が銘々にカメラを持つてゐて、思ひ思ひに三脚を立てゝ御誂向の瀧を撮影する。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
ピントを覗く爲に皆申合せたやうに羽織の裾をまくつて頭に冠ると、銘々の羽織の裏の鹽瀬の美しい模樣が茶店に休んでゐる女學生達の面前にずらりと陳列される趣向になつてゐた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
日曜に天気のいいという確率、家族の甲乙丙の銘々が暇だという三つの確率、この四つがそれぞれ二分の一ずつだとしても、十六分の一しか都合のいい日の確率はない訳であるから、統計的に云えば思い立ってから平均十六週すなわち約四ヶ月待たなければならなかったとしても大して不思議はない勘定である。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
作例 · 標準
食事の時、銘々が好きな飲み物を選んで注文した。
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登山では、銘々が自分の荷物を背負って登るのが基本だ。
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先生は生徒たちに、銘々が自由にテーマを選んで発表するよう指示した。
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