個人
こじん
名詞頻度ランク #381 · 青空 6030 例
標準
individual
文例 · 用例
言換れば、彼の詩には猶事象そのことに対個人的な興味――結局これは詩に於ては散文に於けるよりも一層散文的なものとして留るもの――があつて、それが詩性を少しく散漫にしてゐると思ふのである。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
勿論、勉強といふことは、要素々々の注入といふこととも云へようが、その注入が目的ではなく何もひつくるめて出来る次なる統一が芸術活動をなすわけであるから、要素々々のことは所詮個人々々の楽屋内での問題に過ぎない。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
勿論時代といふものは極めて包括的に観る場合にのみその姿を現すがやうなものであるから、現代が芸術のためには明かに不幸な時代であるとしてからが、それは必ずしも芸術家個人々々にまで直ちに不幸な時代といふことを意味しはしまい。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
信義に乏しい世間の前に、個人の信義は如何にも無力なものだし、もはや信義に篤からんがためには、人は自室に引籠るよりほかはないといふも過言ではない程だ。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
而も猶一方、その「修辞的」だけにも安住しきれないものがあつて、かくて観念的要求といふかそれとも宗教的要求といふかともあれさうした要求と、修辞的要求とは互ひに反動的関係に立つて、個人の内部で鬩ぐのである。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
さもなくば、一個人の手記ではあらうとも、それ以外のものではない。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
寧ろ斯かる場合には、直観が稀薄になるについては一定の時間内に吾人が熟視し得ざる程多量の物をみせられたからでもあらうことに思ひを到して、個人が個人外との関係から意識上では解放される、即ち肚据えて十分に出来ることだけをするやうに心懸けるに如くまい。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
開化の段階の低いことが、一朝一夕にして高まることはなく、多くの個人の不撓の努力を要することは勿論でありますが、何れにしろ事態打開の先づ第一歩は、「若い身空でイヤな病気」と感ずる前に、「病気の軽重と処分の軽重」が判明に頭なり良心なりに来ること、それに違ひはないと思ふのであります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
作例 · 標準
この問題については、組織としてではなく個人の見解としてお話しします。
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インターネットの普及により、個人が世界中に情報を発信できるようになった。
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チームの勝利も大切だが、選手個人の記録更新にも期待がかかっている。
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標準
natural person
作例 · 標準
法的な手続きにおいて、この契約は法人ではなく個人として締結される。
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法律用語としての「個人」は、権利や義務の主体となる自然人を指す。
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市役所の窓口で、個人としての印鑑登録を済ませてきた。
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ウィキペディア
個人(こじん)とは、社会集団と対比されている概念であり、社会集団を構成する個々の人のこと。 所属する団体やその地位などとは無関係な立場に立った人間としての一人。私人。
出典: 個人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0