冥々
めいめい
形容詞-たる副詞-と名詞-の形容詞名詞頻度ランク #39200 · 青空 80 例
標準
dark
文例 · 用例
三|方は、大巌夥しく累つて、陰惨冥々たる樹立の茂は、根を露呈に、石の天井を蜿り装ふ――こゝの椅子は、横倒れの朽木であつた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
」 いかにも人は籠らぬらしい、物凄じき対岸の崖、炎を宿して冥々たり。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
扨既に運命といふものが有つて、冥々に流行するといふ以上は、運命流行の原則を知つて、そして好運を招致し、否運を拒斥したいと云ふのは、誰しもの抱くべき思念である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
吾人は飽までも理智の燭を執つて、冥々を照らす可きである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
儉約や吝嗇を、惜福と解してはならぬ、すべて享受し得べきところの福佑を取り盡さず使ひ盡さずして、之を天と云はうか將來といはうか、いづれにしても冥々たり茫々たる運命に預け置き積み置くを福を惜むといふのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
是の如き二の事例は實に瑣細の事であるが、萬事此の樣な道理が、暗々の中、冥々の間に行はれて、惜福者は數々福運の來訪を受け、不惜福者は漸く終に福運の來訪を受けざるに至るのであらう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
点々と、 団々と、 騒々と、 簇々と、 先駆し、雁行し、競走し、 密集し、乱擾し、軋轢し、潜航し、 跳躍し、 跳躍し、 跳躍し、跳躍し、跳躍し、 ああ、燦爛、冥々、燦爛、陰々たるオホーツク海一面の反射と影、影、影。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
冥々、闇々、 咆哮、 悲鳴、――血、血、血、 あ、蒼白い月光、たちまち、 薄らぐ霧、 海獣、海獣、海獣、 肉迫、乱闘、乱噬、 ぐわう、ぐわう、がおかお、 わわわわ、わおわおわお。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
作例 · 標準
事故の原因は、まだ冥々として明らかになっていない。
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彼は冥々たる宇宙の神秘に魅せられている。
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人の運命は、冥々として知ることができないものだ。
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