巡行
じゅんこう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
patrol
文例 · 用例
少し距離を隔てて巡行せる八田巡査は思わず一足前に進みぬ。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
それで無うてから既に露店の許された時間は経過して、僅に巡行の警官が見て見ぬ振という特別の慈悲を便りに、ぼんやりと寂しい街路の霧になって行くのを視めて、鼻の尖を冷たくして待っておったぞ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
巡行の巡査が怪んで引立て、最寄の警察で取調べたのが、俵町の裏長屋に居たそれだと謂って引渡された。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
幸にも、この時角燈の光微かにかなたに見えければ、声を挙げて巡行の査官を呼び、茲に始めて蘇生の思ひを為せり。
— 北村透谷 『鬼心非鬼心』 青空文庫
最初その女が路を歩いている時|背後から一人|跟けて来た男があった、ということを通行人が告げたので、女は身装の可い上に、容色が抜群であるから、掬摸か、何ぞ悪意あって尾行したものであろうという鑑定で、女を取調べる旁その悪漢の手当に巡行を命ぜられたものである。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
俺の母犬は俺を生むと間もなく暗黒の晩に道路で寝惚けた巡行巡査に足を踏まれたので、喫驚してワンと吠えたら狂犬だと云つて殺されて了つたさうだ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
疾視付けられた者は通りすがりの巡査で、巡査は立止ッて不思議そうに文三の背長を眼分量に見積ッていたが、それでも何とも言わずにまた彼方の方へと巡行して往ッた。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
「実は今ここを巡行するとね、何だか黒い影が御門から出て行きましたから……」 婆さんの顔は土のようである。
— 夏目漱石 『琴のそら音』 青空文庫
作例 · 標準
祇園祭の山鉾巡行は、豪華絢爛な装飾が都の夏を彩る最大のハイライトだ。
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御神輿が町内を巡行すると、沿道の住民からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。
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白バイ隊員が市街地を巡行し、交通違反の取り締まりと安全啓発を行っている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
出典: 巡行 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0