唸り声
うなりごえ
名詞
標準
groan
文例 · 用例
悶え苦しさに覚えず唸り声を出すと、妻は驚いてさし覗いたが急いで勝手の方へ行って氷を取りかえて来た。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
それにもかかわらず現代の応用科学の産み出した文化は天地間のエネルギーを駆使して多くの唸り声や吼声を製造するに忙しい。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
ふるえる手で当もなく手掛りのない扉の面を撫で廻しながら動物のような唸り声をつづけていた。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
先ほどから露路をあちらへ行ったりこりこちらへ来たり、二匹の白猫が盛んに追っかけあいをしていたのであるが、この時ちょうど私の眼の下で、不意に彼らは小さな唸り声をあげて組打ちをはじめたのである。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
」と、始めは空耳ではないかと、耳を澄ますと、その唸り声は尚聞える。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
唸り声は正しくそこから洩れて来るので、余程遠いと思ったのは、その声の余りに幽かに弱々しかったからで。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
正しくそれは人の唸り声だ※ 急ぎその岩を巡ると、広い一室の真中に、一箇の蝋燭が今にも消えんばかりに点って、ほの白く四辺を照らしているその下に、何やら黒い物影が二つ横わっている。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
唸り声はその中の一つから起っているので、その黒い影は時々身体を動かしながら、如何にも苦しげに唸いているのだ。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
growl
作例 · 標準
例句
標準
hum (of a machine, power lines, etc.)
作例 · 標準
例句