幻辞.com

洞見

どうけん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
insight
文例 · 用例
「月に吠える」や「青猫」によつて氏を洞見してゐた讀者は、如何にこの詩集によつて驚異するであらう。
萩原朔太郎 純情小曲集 青空文庫
之に加うるに賽児が洞見預察の明を有し、幻怪|詭秘の術を能くし、天書宝剣を得て、恵民布教の事を為せるも、亦真に是れ稗史の絶好資料たらずんばあらず。
幸田露伴 運命 青空文庫
これを三官といつて、これは後に至つても此三官が人間の行事の善惡を洞見してゐるものとして道教信仰の教誡的重要部を爲してゐるものである。
幸田露伴 道教に就いて 青空文庫
ナポレオンはその天才的直観力に依って事物の真相を洞見し、革命に依って生じた軍事上の三要素を綜合してこれを戦略に活用した。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
よもやこの人々が余の詩想を洞見しはしまいが、たださえ人の注視をわれ一人に集めて往来を練って行くのはきまりが悪るいのに、犬に喰い残された者の家族と聞いたら定めし怒る事であろうと思うと、一層調子が狂うところを何でもない顔をして、急ぎ足に停車場の石段の上まで漕ぎつけたのは少し苦しかった。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
彼は、「人間の本性の善、平等な知的天分、経験、習慣、教育の万能、人間に対する外的境遇の影響、産業の重大な意味、享楽の是認、等々に関する唯物論の説から、それと共産主義および社会主義との必然的な連関を洞見するには、大なる慧眼を少しも必要としない*。
三木清 マルクス主義と唯物論 青空文庫
ひとは運命の概念の變遷に於て歴史的意識の變化の洞見へのひとつの大切な手懸りを捉へ得るであらう。
三木清 歴史哲學 青空文庫
そのためには就中三つのこと、即ち、一、全人間種族が一の内的な統一をなすといふ觀念、二、凡ての人間的諸關係のうちに一の連續的な變化が行はれてゐるといふ思想、三、人間の種々なる諸活動が内的な聯關に、相互の且つ自然的諸條件との交互作用に立つてゐるといふ洞見、がなければならない。
三木清 歴史哲學 青空文庫
作例 · 標準
彼の洞見に満ちた分析は、常に的を射ている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
経験豊富な経営者は、市場の動向を洞見する力がある。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
その科学者は、宇宙の謎を洞見しようと努めている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash