横隔膜
おうかくまく
名詞
標準
diaphragm
文例 · 用例
横隔膜を両手で押えて笑った。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
おかしいとき横隔膜が週期的|痙攣をはじめる。
— 寺田寅彦 『鎖骨』 青空文庫
あの男の笑い声――「顔と横隔膜とのみの笑ではなく、頭から踵に及ぶ全身の笑」が、今も聞えるようだ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
念のために今度は印字機に向かったつもりになって両手の指を動かしているといつのまにか横隔膜の下のほうが次第に堅く凝って来るのを感じた。
— 寺田寅彦 『芝刈り』 青空文庫
そういう価値無きに近い言も有るが『決気篇』に見えた精・気・津・液・血・脈の気は、「上焦(横隔膜から上の胸部を指す)を開発し五穀の味を宣しくし、膚をきれいにし、身を強くして、毛を艶やかにすること霧や露が注いだようである」これを気と云うと説いてある。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
それもついでにおっしゃってくださいまし」 口のはたに戯談らしく微笑を見せながら、そういっているうちに、大濤がどすんどすんと横隔膜につきあたるような心地がして、鼻血でも出そうに鼻の孔がふさがった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
軽い驚駭と羞恥と、横隔膜の下からこみ上げて来る喜悦とを一緒に感じた。
— 池宮城積宝 『奥間巡査』 青空文庫
いかにも、第四頸椎に圧迫がある場合に衝動的吸気を喰うと、横隔膜に痙攣的な収縮が起る。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
例句