盛年
せいねん
名詞
標準
prime of life
文例 · 用例
彼が盛年の頃に他人の目についたのは、自分自身の仕事には餘り精を出さないやうに見えることであつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
先には横笛、深草の里に哀れをとゞめ、今は小松殿、盛年の御身に世をかへ給ふ。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
唯々我れありし爲め浮世の義理に明けては言はぬ互の心、底の流れの通ふに由なく、御邊と言ひ、横笛と言ひ、皆盛年の身を以て、或は墨染の衣に世を遁れ、或は咲きもせぬ蕾のまゝに散り果てぬ、世の恨事何物も之に過ぐべうも覺えず。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
『祖父太政大臣平朝臣清盛公法名淨海、親父小松内大臣左大將重盛公法名淨蓮、三位中將維盛年二十七歳、壽永三年三月十八日和歌の浦に入水す、徒者足助二郎重景二十五歳殉死す』。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
正弘は盛年にして老中の首席に居り、独り外交の難局に当り、後年勝安芳をして、「開国首唱の功も亦此人に帰せざるを得ず」と云はしめた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
平潟船番士で、その剣筋、幅もあれば奥ゆきもゆたかに、年配は四十に手のとどく円熟練達の盛年。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
ここに天皇いたく驚きまして、吾ははやく先のことを忘れたり、然るに汝みさをに命を待ちて、徒らに盛年を過しし事いと悲しと告り給ひ、婚さま欲しく思ほせども、そのいたく老いぬるに憚り給ひて、得婚さずて、御歌を賜ひき。
— 川田順 『枕物狂』 青空文庫
作例 · 標準
彼は今まさに盛年を迎え、仕事においてもプライベートにおいても充実している。
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盛年の頃の父は、毎日のように深夜まで働き家族を支えてくれた。
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芸術家としての才能が最も開花したのは、彼が盛年の時期だったと言われている。
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