格外
かくがい
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
nonstandard
文例 · 用例
人の事は云われないが、連の男も、身体つきから様子、言語、肩の瘠せた処、色沢の悪いのなど、第一、屋財、家財、身上ありたけを詰込んだ、と自ら称える古革鞄の、象を胴切りにしたような格外の大さで、しかもぼやけた工合が、どう見ても神経衰弱というのに違いない。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
婿はここらでも旧家と呼ばれる家の次男で、家柄も身代も格外に相違するのであるが、お杉の容貌を望んで婿に来たいというのである。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
これは能楽師として格外の名誉で、武功者が主君の御乗馬を拝領したのと同格である。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
更にもっと進んだ型になると、突立ったまま、もしくは座ったまま全く動かなくともいいことになるので、現に能の中には、そうした無所作の所作ともいうべき型によって、格外の風趣を首肯させて行くところが非常に多い。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
それは借錢の極りをつける爲に人が立つて東隣へ格外な値で持たせたのである。
— 長塚節 『土』 青空文庫
フレデリク大王が長大の男女を配偶して強兵を図った先駆で、大きい子を多く生みさえすれば実は誰の種でもよいという了簡、これは格外として、戦国の末わずか十年内に楚王后が生んだ黄歇の子と秦王后が生んだ呂不韋の子が楚と秦の王に立った。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
格外の御慈悲に寿命を二十歳で御勘弁をと言うもおわらぬに人間また進み出で、さほどに犬の気が進まぬ二十年を私に下されいと乞うたので、また二十年を加えて人命七十歳となった。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その後予フィダーに著いた時豕の値格外高かったので、よほどの多数が殺されたと知ったと(ピンカートンの『海陸紀行全集』一八一四年版、十六巻、四九九頁)。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
この製品は、品質は良いものの、サイズが格外であるため、通常の店舗では扱っていなかった。
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今年のりんごは豊作で、形は格外だが味は非常に美味しいものが多かった。
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彼の思考は常に格外で、誰も思いつかないような独創的なアイデアを生み出す。
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