稀
まれ
形容動詞頻度ランク #8508 · 青空 3587 例
標準
rare
文例 · 用例
その云ふ気持は分るけれど、それに、観念が稀薄であるよりは濃厚な方がよいに決つてゐるけれども、要するに、観念があるだけある上で見たり感じたりしてゐることが芸術になりもするのであるから、そこへ観念を持運んで来たつてたゞトンダお景品たるに過ぎない。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
然し僕はどれを出すかに迷ふし、一つの詩の一部を抜出すといふやり方は高森の詩には適当でないし、結局沢山出さなければならないやうに思はれるから茲には割愛しなければならぬが、どうぞ此の落付いた稀特な詩集が、一冊でも沢山に売れるやう希望するものである。
— 中原中也 『詩集 浚渫船』 青空文庫
その退却する時十分自覚的でなかつた如く、今更めて立向ふにも自覚的な人は甚だ稀なやうである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
正直に云つて、だから辻野君の印象は私の中で、結局稀薄なものであつたのだが、今度訃報が来た時には、ハツと思つた。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
感情基底稀薄にして、かうもああもあつたものではないのである。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
その「予想」が現今大概の人の場合に稀薄なのであるし、これは多分「人間像」を見失ふ、つまり「おのづと感じられる面白味」といふものの離散であらうし、それは意志だけの如き意志、謂はば周章狼狽の結果でもあらう。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
即ち、人間直観層の稀薄化。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
直観といふ精神の実質的動機とも云ふべきものが稀薄となつては、作品も稀薄であらうし又諸々の議論も稀薄にならざるを得まい。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
作例 · 標準
この地域でこれほどの大雪が降るのは、非常に稀なことだという。
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彼は、10年に一人と言われるほどの稀な才能の持ち主だ。
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絶滅の危機に瀕している、稀な植物を保護するための活動が行われている。
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