熟練した
じゅくれんした
形容詞-語幹
標準
experienced
文例 · 用例
女タイピストが薔薇の花のついたガーターを、私の眼前で、わざと見えるような位置に脚をくんで、五色のおらんだ煙草をくわえた真紅な唇をゆがめると、細い橋を、熟練した工兵のように室内に吐き出した。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
無理に近代人がつて、態々金と時間とを費して熟練した官能の鋭敏を利かせた歌もない。
— 石川啄木 『NAKIWARAI を讀む』 青空文庫
そばで見ていた私は、熟練した純血のフォックス・ハウンドを連想せずにいられなかった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
ご承知のことと思うが、相当に熟練した警察官にとっては、秘密の引出しなどというようなものはありえないのです。
— THE PURLOINED LETTER 『盗まれた手紙』 青空文庫
マデリン嬢の病には、熟練した医師たちもはやずっと前から匙を投げていた。
— THE FALL OF HOUSE OF USHER 『アッシャー家の崩壊』 青空文庫
相当の位置までくると、シャツにチョッキ姿の屠手は、きわめて熟練したもので、どすと音がしたかと思うと、牝牛は荒れるようすもなく、わずかに頭を振るかとみるまに両膝を折って体をかがめるとひとしく横にころがってしまう。
— 伊藤左千夫 『去年』 青空文庫
巫女は暫く手を合せて口の中で何か念じて居たが風呂敷包の儘箱へ兩肘を突いて段々に諸國の神々の名を喚んで、一|座に聚めるといふ意味を熟練したいひ方で調子をとつていつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「俺れが達者で居るならば……」といふ句が讀まれたと思ふと軈て「呉れるよ程の心なら、ほんに苦勞でも大儀でも、蕾の花を散らさずに、どうか咲かせてくだされよう……」熟練した聲の調子が、さうでなくても興味を持つて居る一|同の耳にしみじみと響いた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
作例 · 標準
熟練したパイロットでも、この悪天候での着陸は慎重になる。
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その外科医は熟練した手つきで、難度の高い手術を完遂した。
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熟練したガイドに案内してもらい、安全に登山を楽しむことができた。
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