矢
や異読 さ
名詞頻度ランク #6490 · 青空 5208 例
標準
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文例 · 用例
どうせ積めるに決つてゐると、腹の立つてゐる矢先ではあり「えゝこなひだ府の何とか課長さんの引越が一台で出来たといふ新聞の記事を見ましたよ」と、僕は二人の間に立ちはだかるやうに云つたのだつた。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
無理心中という古くさい概念を、そろそろとからだで了解しかけて来た矢先、私は手ひどくはねつけられ、そうしてそれっきりであった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
私はそんなてれかくしの冗談を言いながら、プラアゲ、プラアゲ、となおも低く呟きつづけている馬場を無理、矢理、自動車に押しこんだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
本を読んだら理性を恢復するかと思つて、滅多|矢鱈に本を読んだ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
疳高い甘え声が、真昼の暑熱が漸く鈍い渾然さをみせた夕刻の空気の中を、矢のやうに走つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
壁一重隔てた校長室で、校長は矢鱈にその方に気を取られてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
今でも折には矢も楯も堪らない程訓辞の必要を感じたが、そしてまた実際腹案を立てゝ登校したこともあつたが、教員室に覗いて教師達から威勢の好い挨拶をされるともうその勇気はなくなつてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
」 父も、私も漫然とそんなことを言ひ合つてる時、ヒツとした瞬間、私は一生に一度しかない此の夏休みを、旅行しないといふことがとても尊い物でも取り逃がす様な気持が矢鱈に湧き上つて来た。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
作例 · 標準
弓を限界まで引き絞り、狙いを定めて矢を放った。
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飛んできた矢が、見事に的の中心を射抜いた。
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狩人は背中の筒に、鋭い矢を何本も忍ばせている。
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標準
wedge
作例 · 標準
石工は、大きな岩に開けた穴に矢を打ち込み、力強くハンマーを振り下ろした。
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矢を使って石を割る伝統的な技法は、今も城郭の修復現場で受け継がれている。
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均等に並べられた矢を順に叩いていくと、岩が見事な直線で真っ二つになった。
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ウィキペディア
矢(や)は、武具(狩猟具)の一種。木や竹、金属などで作った棒の端に軌道を安定させる羽根を取り付け、反対側の端をとがらせた、あるいはとがったものや用途に応じた物を取り付けたもので、主に弓の弾力を利用して発射されるが、投擲する物(投げ矢)や呼気など空気を利用する物(吹き矢)もある。箭の字も用いられる。
出典: 矢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0