拒否権
きょひけん
名詞
標準
right of veto
文例 · 用例
ロシア皇帝は国民の神で、貴族でも大官でも行政命令一つでシベリヤの涯まで追いやることができ、ときたま建言をしたり、苦情をいったりすることはあっても、拒否権を行使するようなことはただの一度もなかった。
— 久生十蘭 『淪落の皇女の覚書』 青空文庫
結局私は拒否権を行使しなかった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
天皇に、拒否権の無いことを明示していないのは、臨機応変的解釈の危険がある。
— ――憲法改正草案について―― 『矛盾とその害毒』 青空文庫
ところが、この頃自由党は、却って天皇に拒否権を与えようと大いに努力している。
— ――憲法改正草案について―― 『矛盾とその害毒』 青空文庫
自由党その他反動政党が、幣原内閣と連結して、天皇に拒否権を与えたとき、それがどう発動するかは天日のように明かである。
— ――憲法改正草案について―― 『矛盾とその害毒』 青空文庫
共和党の上院議員ロバート・タフトが議会に提出し、労働組合は反対、トルーマンも拒否権を行使したが、それをオーヴァーライドして、成立してしまったのだ。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫