危機一髪
ききいっぱつ
表現名詞頻度ランク #37957 · 青空 69 例
標準
by a hair's breadth
文例 · 用例
危機一髪、団子鼻に墮そうとするのを鼻のわきの深い皺がそれを助けた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それにもかかわらず、Matsu・ホテルの青い建物では満艦飾のグロテスクな女が意気で猥雑なブラック・ボトンを踊り、天界ホテルでは白痴のマリが、薔薇の花の模様のついた着物の裾を危機一髪のところまでまくって、米国水兵のまえでチャルストンをジャズに合せて踊っていた。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
出征する年少の友人の旗に、男児|畢生危機一髪、と書いてやりました。
— 太宰治 『春』 青空文庫
おもてでは、絶えず笑顔をつくりながらも、内心は必死の、それこそ千番に一番の兼ね合いとでもいうべき危機一髪の、油汗流してのサーヴィスでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
それに依つて桃太郎の鬼征伐も大いに読者諸君の共鳴を呼び起し、而してその戦闘も読む者の手に汗を握らせるほどの真に危機一髪のものたらしめようとたくらんでゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
また、征服者の桃太郎が、あまりに強くては、読者はかへつて鬼のはうを気の毒に思つたりなどして、その物語に危機一髪の醍醐味は湧いて出ない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
流石の青年名探偵が、いつも危機一髪で喰い止めるほどの神変とも、不可思議とも説明の出来ない怪手腕を以て、根気強く娘の生命を脅やかし続けるのであった。
— 夢野久作 『書けない探偵小説』 青空文庫
ここが危機一髪、相互の生死の分れるところで、折角の深い交際が疎かになったり、恩義ある人に悪感を抱かせたり、又は大切の得意を失策ったりして、後悔|臍を噬む共及ばぬような大事件が出来するその最初の一刹那なのである。
— 夢野久作 『謡曲黒白談』 青空文庫
作例 · 標準
信号無視の車が突っ込んできて、危機一髪のところで事故を免れた。
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崖から落ちそうになったが、間一髪で友人が手を掴んでくれた。
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計画が失敗寸前だったが、彼の機転で危機一髪の状況を切り抜けた。
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ウィキペディア
危機一髪(ききいっぱつ)は、唐の時代の中国からの熟語。
出典: 危機一髪 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0