お百度
おひゃくど
名詞
標準
hundred times worship (e.g. walking back and forth a hundred times before a shrine offering a prayer each time)
文例 · 用例
……お稲荷様へお百度を上げよう。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
主思のお婢はお稲荷様へお百度を踏みにと飛出して、裏町へ回り焼芋を二銭買い、袂へ納れて御堂に赴き、お百度をいいまえに歩行きながらそれをむしゃむしゃ、またと得難き忠臣なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
良人の職掌に対しても、であるけれども、病ゆえには心弱く、夫人は毎夜、更けて静な湯殿の廊下を、人知れずお百度というもの踏む。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「対手は婦人だ、それに、お百度を踏もうという信心者だから、遣損なったら、威すと可い。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」「はい、そしてあの、十二時を過ぎてから、お百度をなさいますから、その隙にッて、いいましたんです。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
いいえ、大丈夫、私の命がなくなっても、とお百度を拝んでいる、観音様の御名にかけて、きっと人にはいわないから。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
つい此間までお百度を踏むでゐたんですもの………少しお願があツたもんですから。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
其の、お百度の御利益があツたのかえ。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
作例 · 標準
お百度について知りたいことがあります。
あ、お百度がありますね。
お百度というのは何ですか?
これはお百度の例です。