ぺてん
ぺてん異読 ペテン
名詞
標準
fraud
文例 · 用例
「人をぺてんにかけやがった!
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
もしなんの効能もないとすると、祖先の日本人は仏法伝来と同時に輸入されたというこの唐人のぺてんに二千年越しだまされつづけて無用なやけどをこしらえて喜んでいたわけである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
彼らは、ビロードのチョッキに、変り模様のネッカチーフ、鍍金の鎖に、金銀線細工のボタン、というまさにいかさまぺてん師の服装から、嫌疑のかかり易くないことこれに及ぶものなし、という物堅く飾らない牧師の服装に至るまで、あらゆる種類の服装を身につけていた。
— THE MAN OF THE CROWD 『群集の人』 青空文庫
あんないかさま物を持ち込んで来て、人をぺてんにかけるとは何事だと、あたまから呶鳴りつけた。
— 冬の金魚 『半七捕物帳』 青空文庫
まるでぺてんですものね。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
たまたま大きな声で呼び留める人があるかと思えば、裏表の見えすいたぺてんにかけて、昔のままの女であらせようとするものばかりだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
」「馬の扱いもあいつぐらいになると、どうにでもぺてんの利くもんだよ」「だって君は、ブラウンに馬を預けておいて心配はないのかい?
— SILVER BLAZE 『白銀の失踪』 青空文庫
平和についての口さきのぺてんは、えたいしれない、しかも人心を刺戟する策動によって、平和をあらせまいとするところまで進んで来ました。
— 宮本百合子 『わたしたちには選ぶ権利がある』 青空文庫
作例 · 標準
あいつの言うことは全部ぺてんだから、一言も信じないほうがいいよ。
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高配当を謳った投資話が実は精巧なぺてんだったことが分かり、被害が広がっている。
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まんまとぺてんに引っかかって、なけなしの貯金をすべて騙し取られてしまった。
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