詐欺師
さぎし
名詞
標準
swindler
文例 · 用例
これではまるで詐欺師であるが、これはおそらく彼の敵のいいふらした作り事であろう。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
詐欺師や香具師の品玉やテクニックには『永代蔵』に狼の黒焼や閻魔鳥や便覧坊があり、対馬行の煙草の話では不正な輸出商の奸策を喝破しているなど現代と比べてもなかなか面白い。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
室生犀星の名をかたつて、僕を欺きに來た詐欺師ぢやないか?
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
投機者には通有らしい、めまぐるしく動く大きな眼――それはもう一歩というところで詐欺師のそれと一致するものだが――の眼尻に、この人に意外な愛嬌を添える小皺ができはじめた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
ニイチェは如何にその師匠に叛逆し、昔の先生を「老いたる詐欺師」と罵つたところで、結局やはりショーペンハウエルの変貌した弟子にすぎない。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
いやしくも五感以外の方法、たとへば考察や冥想や空想によつて神祕を感觸したと稱するものがあれば、それは詐欺師であるか狂人であるかの一つである。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
見るべし、支那の君子の言葉もいまは、詐欺師の韜晦の利器として使用されているではないか。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
いつも自分の目先にちらついているものは、少年の頃、三春秋、父の病気をなおそうとして質屋の店台と薬屋の店台の間を毎日のように往復し、名医と称せられる詐欺師の言を信じて、平地木やら原配の蟋蟀やらをうろうろ捜し廻っている自分の悲惨な姿であった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
作例 · 標準
あの詐欺師は、言葉巧みに人々を騙して大金を巻き上げた。
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詐欺師の手口は年々巧妙になり、見破るのが難しい。
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テレビドラマに出てくる詐欺師は、いつも魅力的な人物として描かれている。
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