西流
せいりゅう
名詞
標準
flowing west (e.g. of a river)
文例 · 用例
永代橋より下流は川幅甚だ濶く、かつ上に説けるが如く分岐して二となるを以て、便宜上先づ西流東流の二つに分ちて記すべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
わたくしは日本民族の一人として、容易にかの泰西流行の思想に同ずることを潔しとせぬ。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
尚西流して長浜の北で湖水へ入っている。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
近頃のように交通機関の備った時代ですら、露西亜文学は依然として露西亜風で、仏蘭西文学はやはり仏蘭西流で、独乙、英吉利もまたそれぞれに独乙英吉利的な特長があるだろうと思います。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
浜野氏に請うて看ることを得た由緒書に拠れば、角兵衛、初め津之助と称す、名は知雄、頼雄の孫、時朗の子で、印西流弓術を以て阿部家に仕へ、此年六十九歳になつてゐた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
六七年前のこと、銀座裏に、十一谷君がそこのお上さんをよく知ってる関西流の小料理屋があり、私が石川欣一君を通じてそこのマダムをよく知ってるバーがあって、どちらにも私は何度か十一谷君を引張っていった。
— 豊島与志雄 『十一谷義三郎を語る』 青空文庫
丁度西流の河水も、東流の河水も大海に入りたる後は、等しく海水として、何等の區別なきと同樣である。
— 桑原隲藏 『東西交通史上より觀たる日本の開發』 青空文庫
これは皮肉でもなんでもなく此の劇を佛蘭西流に演出すれば、さうするのが自然のやうに思はれた。
— 岸田國士 『巴里で観たイプセン劇』 青空文庫
作例 · 標準
この地域を西流する川の影響で、土地が西に向かって緩やかに傾斜しているのが分かる。
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江戸時代の治水工事によって、東へ流れていた川を人工的に西流させるように作り変えた。
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山あいを西流する谷川に沿って細い道が続いており、そこがかつての街道だった。
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