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継粉

ままこ
名詞
1
標準
unmixed-in lump of flour
文例 · 用例
この船は砂の中へ深く埋れて引卸しの見込みはないが、幸いにその船中に備付けの発電機と一つの汽缶とが無事であったからそのままこれを利用し、海岸まで線を引いて市中を照らしているそうな。
寺田寅彦 「万年筆」欄より 青空文庫
――と言って、自分は先刻の空想が俺を呼ぶのに従ってこのままここを歩み去ることもできない。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
……お女郎蜘蛛だ……あの南堂家の木立の中に居った奴がクッ付いたままここまで来たのだ。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
他日機会があったらもう少し補充してまとめたいと思っているが、本書所載の他の論文にしばしば引き合いに出ている関係上参照の便宜のためにこのままここに採録した次第である。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
私は泣くにも泣かれないでかたくなったままこちんとお婆様の前に下を向いて坐りつづけていました。
有島武郎 溺れかけた兄妹 青空文庫
男は何かいい掛けそうにしたが、そのままこそこそと、木屋町の方へ立ち去って行った。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
昨夜の娘は何のために裸のままここを逃げ出したのだ」針助「うーむ」と、うなっていたが、いきなり畳の上の針を手に取って、次から次へ小沢めがけて投げつける。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
私だってそれほどの決心もなかったんだから、このままここにいたところで、岩谷が入れるつもりでいても、家へ入れるわけではないし、入ったところで先は格式もあるし、交際も広いから、私ではどうにもならないでしょう。
徳田秋声 縮図 青空文庫