亜種
あしゅ
名詞
標準
subspecies
文例 · 用例
娘は片手に伊太利亜種の赤き翁草の花の大束を持ち、片手に柑子を盛りたる籠を持ちいる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
蒙古のチゲタイと、その亜種チベットのキャングは大にして赤く、西北インド、ペルシア、シリア、アラビヤ等に出るオナッガは、黄赭また鼠色がかりいる。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
のっぽな露西亜種の向日葵が、野球用の革手袋を思わせるような大きな盤の上に、高々と大粒な実を盛り上げて、秋風に吹かれているのは哀れが深い。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
米国種のプリマウス、ロックだの、仏国種のウーダンだの、亜細亜種のブラマだのと肉用鶏も沢山あるが最上等の肉用鶏はこのドウキングだ。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
尤も今は絶滅してしまったが、内地にも狼の一亜種である朝鮮狼の一層小形になった山犬の居たことは慥で、その山犬に狼という字があてられている。
— 木暮理太郎 『二、三の山名について』 青空文庫
それに準じてその亜種であるポプュラライザーやお説教屋も多い。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
寧ろ前に云った文学主義の一亜種にさえ夫は近いようにも見える。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
して見れば之は文化的自由主義の一つの新種として、行動主義其の他の亜種に他ならなかった、ということにもなるわけだ。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
作例 · 標準
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