野武士
のぶし
名詞
標準
wandering samurai
文例 · 用例
」 と父樣も寒いから、湯を浸した手拭で、額を擦つて、其の手を肩へまはして、ぐしや/\と背中を敲きながら、胴震に及んで、件の出尻の据らぬ處は、落武者が、野武士に剥がれた上、事の難儀は、矢玉の音に顛倒して、御臺御流産の體とも見える。
— 泉鏡太郎 『錢湯』 青空文庫
それに或る夜、野武士のむれが、ある都の貴族の館をおそつて、罪のないしもべや女子供をたくさん刀できつたといふ話しをききました。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
歌俳諧や絵につかう花野茅原とは品変って、自から野武士の殺気が籠るのであるから、蝶々も近づかない。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
里見の防禦使となって堂々対敵しても逃路に待ち伏せする野武士のような役目を振られて、シカモ首尾よく取り逃がして小水門目輩|孺子をして名を成さしめてる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
白井の城下で道節が上杉勢に囲まれた時も鉄砲足軽が筒を揃えて道節に迫った、曳手・単節が荒芽山を落ちる時も野武士に鉄砲で追われた、網苧の鵙平茶屋にも鉄砲が掛けてあった、甲斐の石和の山の中で荘官|木工作が泡雪奈四郎に鉄砲で射殺された。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
天下の管領の軍隊だから葡萄牙人よりも先に何百挺何千挺の鉄砲を輸入しても妨げないが、野武士や追剥までが鉄砲をポンポン撃つのは余り無鉄砲過ぎる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
「いっそもう野武士になりたい位じゃ。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
とばかりに雄叫びをあげて暴れ込むといふ勢ひで、到底痩せ細つた溝鼠の野武士軍の敵ではありません。
— 牧野信一 『船の中の鼠』 青空文庫
作例 · 標準
若手俳優は、まさに伸び盛りの活躍を見せている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
標準
hermit
作例 · 標準
この若手選手には、まだまだ伸びしろがあると感じる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite