嘲る
あざける
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to scoff
文例 · 用例
」さう嘲るやうに先刻の言葉を言つてみたが、何だか気懸りな言葉だつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
植半の屋根に止れる鳶二羽相対してさながら瓦にて造れるようなるを瓦じゃ鳥じゃと云ううち左なる一羽嘲るがごとく此方を向きたるに皆々どっと笑う。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
急いで朝飯かき込み岡崎氏と停車場に馳けつくれば用捨気もなき汽車進行を始めて吐き出す煙の音乗り遅れし吾等を嘲るがごとし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
これを嘲る悪魔の声も聞えるような気がする。
— 寺田寅彦 『凩』 青空文庫
この二人が差向いにて夕餉につく様こそ見たけれなど滑稽芝居見まほしき心にて嘲る者もありき。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
猫の眷族はゆうべのうちに皆帰って来たらしく、さながら人間の無智を嘲るように家中いっぱいに啼いていた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
あいつのこったから、悪いものでも食って中ったのか」と、半七は嘲るようにささやいた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
)と嘲るがごとく言い棄てたが、やがて岩の陰に入って高い処の草に隠れた。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
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