精良
せいりょう
形容動詞
標準
superior
文例 · 用例
明窓浄几、筆硯紙墨、皆極精良、とでもいうような感じで、あまりに整頓されすぎていて、かえって小川君がこの部屋では何も勉強していないのではないかと思われたくらいであった。
— 太宰治 『母』 青空文庫
堅牢なる釣洋燈、精良な飮料、食料。
— 空想と願望 『樹木とその葉』 青空文庫
24 Johannsiderger ――ドイツのヘッセ・ナッサウ州のライン河畔にあるヨハンニスベルヒ村から産出する精良な白葡萄酒。
— THE ASSIGNATION 『しめしあわせ』 青空文庫
しかるに事実のこれと反したるは、妾らの悲しみに堪えざる処なり、故にもし今大資本家に依りて製品の斉一を計り、かつ姑息の利を貪らずして品質の精良を致さば、その成功は期して待つべきなり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
此の人は廣東の生れであつて、長く田舍に居つて餘り精良な碑帖などを見る機會がなかつたのが、北京へ出て僅かの日月の間に、琉璃廠あたりの店で、拓の精粗を問はず、手當り次第に多くの碑を見て、極めて大綱に渉る判斷を下したのである。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
一牛乳屋がかく熱心に牛乳の精良ならんことを図りたるより自然他の牛乳屋もその競争上自家の牛乳を精良ならしむるに至りたり。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
残された船員一同は、そのいずれにも不安を感ずるということがなかったのは、出で行く人は、自分たちの頭ではわからぬ用意周到の船長であり、それと行を共にする田山白雲は、世に珍しい豪傑の一人ですから……それに、船長は精良なる銃器を持っているし、白雲は有力なる日本刀の二本を差している。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
さて、ご承知の通り「筆硯精良人生一楽」という言葉がありますが、筆とか紙とかいうもので、字はうまく書けるものではないと思います。
— 北大路魯山人 『よい書とうまい書』 青空文庫
作例 · 標準
この時計は精良なスイス製のムーブメントを搭載しており、数十年経っても正確に時を刻む。
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刀匠が何千回も叩き鍛えた精良な日本刀の輝きには、見る者を圧倒する凄みがある。
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精良な素材を厳選して作られたこのカシミアのコートは、驚くほど軽くて温かい。
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