市費
しひ
名詞
標準
municipal expenditure
文例 · 用例
爾来醜類の跳梁日に益々甚だしく、糠を貼りて米に及び、或は築港事業に藉口して破落戸を豢養し、或は学校統一を名儀として、市費を貪婪の手に糜せんとす、彼等姦徒醜類の汚行、一々之を記するにたへず。
— 木下尚江 『自由の使徒・島田三郎』 青空文庫
」 ある者は酸素ガス発生器を各教室に市費で備え付けるがよいと主張した。
— 賀川豊彦 『空中征服』 青空文庫
その京浜国道は、出来上ってみると四、五年を経たない間にもう狭いことに苦しみ出し、交通事故の第一の場所となってしまい、最近またすぐ同じ京浜国道を同じ地域に近い土地へ引っぱることで、多分な市費と市力を傾けながらごたすたやっているそうだ。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
秋日行語〔菊もうららに〕萩原朔太郎菊もうららに咲きいでたれど我身は砂丘に寄りて悲しめりさびしや海邊のおくつきに路傍の草を手向くることこのわびしきたはむれにひとり樹木にすがりつきたましひも消えよとむせびなく。
— 〔菊もうららに〕 『秋日行語』 青空文庫
さびしや空はひねもす白金、はやわが手かたく合掌し、瞳はめしひ、腦ずゐは山路をくだる。
— 萩原朔太郎 『偏狂』 青空文庫
永日和讚萩原朔太郎ひとのいのりはみなみをむき、むぎはいつしん、うをはいつしん、われはしんじつ、そらにうかびて、ゆびとゆびと哀しみつれ、たましひはねもごろにほとけをしたふ。
— 萩原朔太郎 『永日和讚』 青空文庫
一方また私の求めてゐた者は、卒直なる情熱的の人格と、男らしき単純さと、明るく健康なたましひをもつた人格であつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
孤高|狷介のこの四十歳の天才は、憤ってしまって、東京朝日新聞へ一文を寄せ、日本人の耳は驢馬の耳だ、なんて悪罵したものであるが、日本の聴衆へのそんな罵言の後には、かならず、「ただしひとりの青年を除いて」という一句が詩のルフランのように括弧でくくられて書かれていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
作例 · 標準
新しく建設される図書館の維持費は、主に市費によって賄われる。
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市費を投じて行われた道路整備事業により、通勤ラッシュが大幅に緩和された。
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限られた市費をどの福祉政策に優先配分すべきか、議会で議論が交わされた。
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