公債
こうさい
名詞頻度ランク #12288 · 青空 204 例
標準
public debt
文例 · 用例
政府はただちに罹災者に対してお見舞いを差上げている筈だし、公債や保険やらをも簡単にお金にかえてあげているようだ。
— 太宰治 『やんぬる哉』 青空文庫
ところで下枝の方は、我れが女房にして、公債や鉄道株、ありたけの財産を、我れが名に書き替えてト大分旨い仕事だな。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
もとより巨額の公債を有し、衣食に事欠かざれば、花車風流に日を送りて、何の不足もあらざる身なるに、月の如くその顔は一片の雲に蔽われて晴るることなし。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
早産後妻が病院で死んだこと、そのころから三村本家の人たちの感情がにわかに冷たくなり、自分の気持に僻みというものを初めて経験したこと、郁子の印鑑はもちろん、名義になっている公債や、身につけていた金目の装身具など、誰かいつの間にもって行ったのか、あらかたなくなっていたことも不愉快であった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
しかもわれらが斃れる時、われらの烟突が西洋の烟突の如く盛んな烟りを吐き、われらの汽車が西洋の汽車の如く広い鉄軌を走り、われらの資本が公債となって西洋に流用せられ、われらの研究と発明と精神事業が畏敬を以て西洋に迎えらるるや否やは、どう己惚れても大いなる疑問である。
— 夏目漱石 『マードック先生の『日本歴史』』 青空文庫
云わば少しばかり金が出来たからとて公債を買って置こうなどという、そんな蝨ッたかりの魂魄とは魂魄が違う。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
或は曰く、予父祖の餘惠に依り、家に負郭の田數頃、公債若干圓あり、今學に從ふと雖も、學成るも用ひるところ無し、たゞ吾が好むところの書を讀み、畫を觀、費さず、得ず、一生を中人生活に送らんのみと。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
始めはこの古い家柄を衷心から尊敬するスコッチの大蔵大臣の肝煎りで手堅い公債ばかり買い入れ、その利息で楽々生活費が支弁出来た。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
作例 · 標準
政府は、インフラ整備のために、新たに多額の公債を発行することを決定した。
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この企業の公債は、比較的安全な投資先として知られている。
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地方自治体も、財政難を補うために公債を発行することがある。
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ウィキペディア
公債 とは、中央政府や地方政府が資金調達のために行う債券の発行または証書借入れによって負う金銭債務(=借金)またはこれに係る金銭債権をいう。
出典: 公債 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0