等温
とうおん
名詞名詞-の形容詞
標準
isothermal
文例 · 用例
数十里、数百里を距てたる測候所の観測を材料として吾人はいわゆる等温線、等圧線を描き、あるいは風の流線の大勢を認定す。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
これが小なる時に等温線や等圧線は有意義となり、これに物理学上の方則が応用さるるなり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
かくのごとき眼より見れば、実際の等温線は大小無数の波状凹凸を有しこれが寸時も止まらず蠢動せるものと考えざるべからず。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
しかし今少しく規模を大きくして一村、一市街の幅員と同程度なる等温線の凹凸やその時間的変化となれば、既に世人の利害に直接間接の交渉を生ずるに至る事あり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
各測候所の平均領域の幅員に比して微細なる変化は度外視し、定時観測期間の長さに比して急激なる変化をも省略して近似的等温線あるいは等圧線を引くに過ぎず。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
氷点に相当する等温線が大陸をほぼ東西に横断してその以北は雪、以南は雨が降っている、その雨と雪の境界に沿うて帯状をなした区域が凍雨や雨氷に見舞われている。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
この零度等温線とほぼ並行して風の境界線があり、その以北は北がかった風、以南では南風が吹いている。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
天気図というのは、気圧と気温とを各地の測候所で測って、その値を地図に書き込み、同じ気圧または気温の地点をつらねて、いわゆる等圧線あるいは等温線を作ったもので、その配置から天気を推測するのが普通である。
— 中谷宇吉郎 『清々しさの研究の話』 青空文庫
作例 · 標準
等温変化とは、温度が一定に保たれた状態での物理変化を指す。
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実験では、等温条件下で反応の速度を測定した。
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等温線は、気象図で同じ温度の地点を結んだ線だ。
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