幸福感
こうふくかん
名詞
標準
feeling of happiness
文例 · 用例
」と狸は低い聲で言ひ、けれども、別段何も感じないらしく、ただもう好きなひとの傍にゐるといふ幸福感にぬくぬくとあたたまつてゐる樣子で、どつしりと腰を落ちつけ、死魚のやうに濁つた眼であたりを見廻し、小蟲を拾つて食べたりしながら、「しかし、おれは運のいい男だなあ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
半年ほどの間、柚木の幸福感は続いた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
半年ほどの間、柚木の幸福感は続いた、しかし、それから先、彼は何となくぼんやりして来た。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
その娘さんがお茶を立てるのを見ながら、自分は苦しいばかりの幸福感をのんでいたと、あとで彼は私に語った。
— 織田作之助 『十八歳の花嫁』 青空文庫
』『だって、御亭主なら御亭主らしく、女房の腕をかかえるとか何か、もっとこう、幸福感を味わう機会があってもいい筈です。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
そんな幸福感を味わっちゃったら、あんたはあたしを、恰で女房かなんかのような気がするでしょうよ。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
その時、ふっと私は、久方振りで、涼しい幸福感を味わいました。
— 太宰治 『おさん』 青空文庫
」と狸は低い声で言ひ、けれども、別段何も感じないらしく、ただもう好きなひとの傍にゐるといふ幸福感にぬくぬくとあたたまつてゐる様子で、どつしりと腰を落ちつけ、死魚のやうに濁つた眼であたりを見廻し、小虫を拾つて食べたりしながら、「しかし、おれは運のいい男だなあ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、美味しい食事をしているときに最高の幸福感を感じる。
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ボランティア活動を通じて、大きな幸福感を得ることができた。
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小さな成功体験が、日々の幸福感につながる。
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